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火をもって/大村萌樹 M. Omura: Mit Feuer|miniTua-wind ensemble 2nd Concert

演奏:miniTua-wind ensemble
現役の東京藝術大学生からなる小編成吹奏楽団

当団で委嘱し、初演した小編成吹奏楽のための楽曲「火をもって」。

◆プログラムノート
自分の中で、火を灯し続けることが重要であるように思う。大事なものとは何だろう?

今回の作品では、人の内側で起こっている心理的なエネルギーを表現できないか考えてみた。それは、必ずしも外側に現れてこない。
活動のもつエネルギーをそのまま表現し、かつ何かに導かれているような一定した形式に落とし込めないかを模索したものとなった。
一般化できないような、言葉にするとむしろ勢いの質が変わりそうな、内発的なものが中心となる。

音楽の構成という面においては、しかし同時になめらかに展開するという課題に向き合ってみた。というのも、一度に自分の中に現れたものとの間に、後から関連性を思いつくことができるかもしれないからだ。あるいはないのかもしれない。
どちらにしても、大地を踏みしめているような感覚を表現してみたかった。自分はここにいる、というような。宣言という形でなくてもよい。自分の中で秘めていても、それははっきりした道標になりうる。

題名は「火をもって」。何かを追い求める理由はなんだろう?それは各々の中に自分なりの火が灯っているからに他ならないからであるように思う。または、その火を持ち続けられるようにとの願いを込めている。
(大村萌樹)

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火をもって
miniTua-wind ensemble 委嘱作品
作曲:大村 萌樹

miniTua-wind ensemble 2nd Concert(2023年7月8日、三鷹市芸術文化センター 風のホール)より