オール藝大でお届けする吹奏楽の新CD、miniTua-windメンバーにインタビュー第2弾

レコーディングで楽しかったことや、大変だったことはありましたか？

レコーディングは普段の本番と違って一発勝負ではない分、より細かい部分まで気を配ることができます。テイクを重ねるごとに少しずれていたところがカチッとはまったり、響きがまとまってきたりと、良い瞬間をみんなで何度も共有できたのが楽しかったです。

その一方で、録音だからこその緊張感ともずっと戦っていて、それはとても大変でした。
ものすごく集中して取り組んだ分、終わった後の達成感は本当に大きかったです。

収録曲の中で、イチオシの曲を教えてください

『秘儀 Ⅳ〈行進〉』（作曲：西村 朗）です。

冒頭の打楽器のリズムが鳴った瞬間から緊張感が高まり、気づけば自分もその世界に巻き込まれているような感覚で、最後に畳みかけていく全体の高揚感もとても印象に残っています。本当に一瞬も気を抜けない時間でした……。
この曲の持つ世界観にきっと引き込まれると思うので、ぜひ聴いてみてほしいです。

最後に、この記事を読んでいる方へのメッセージをお願いします

細部までこだわり抜かれたCDになっているので、ぜひその熱を感じていただけたら嬉しいです！

プロフィール

村上 小夏

北海道遠軽町出身。8歳より小学校の吹奏楽部にてフルートを始める。全日本学生音楽コンクール中学校の部全国大会において第70回第3位、第72回第1位、併せてかんぽ生命奨励賞、ANA賞受賞。第74回高校の部において全国大会第1位、併せて音楽奨励賞、日本放送協会賞受賞。2019、2020生きる若い命を支えるコンサート出演。これ…

レコーディングで楽しかったことや、大変だったことはありましたか？

レコーディングの醍醐味は、何よりも“集大成を最高の状態でお届けできる”ことだと思っています。しかし、それは裏を返せば“最高の状態までやり直す”ことの大変さが付随します。

特に吹奏楽という大編成のレコーディングとなると、膨大な時間とテイク数を必要としました。それでも、その全ては、音楽に対して全員が真摯に向き合い、ストイックに取り組んできた濃密な時間だったと確信しています。

藝大に入り素晴らしい仲間と音楽を突き詰める楽しさを味わうことができました。

完成したCDを聴いてみての感想を教えてください

正直に、「藝大生上手いなぁ……」と思いました。どの楽器も輝く場面があり、全ての曲で魅力が惹き出されているCDに仕上がっていて嬉しく感じています。

収録曲の中で、イチオシの曲を教えてください

打楽器がひときわ大活躍な、こちらの2曲です。

『嗚呼！』（作曲：兼田 敏）

『秘儀 Ⅳ〈行進〉』（作曲：西村 朗）

最後に、この記事を読んでいる方へのメッセージをお願いします

miniTua-windのホームページ、そしてこの記事をご覧いただきありがとうございます。私たちの最高の音楽を、CDという媒体で皆様にお届けできることをとても嬉しく思います。皆様にとって、そして私たちにとって、とても貴重な音楽体験となると確信しておりますので、ぜひお買い求めのうえフルで聴いていただけますと幸いです。

そして、ご興味を持っていただけましたら……。
私たち藝大生、そして私たちminiTua-windの演奏会にぜひお越しいただき、生演奏での音楽を体感していただければ幸いです。

皆様の応援を、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

プロフィール

本間 達也

2001年生まれ。平塚中等教育学校、東京藝術大学打楽器専攻を卒業し、同大学院音楽研究科に在学中。第7回中高生のためのSoloコンクール小太鼓部門金賞受賞。Gunma Percussion Society主催第3回スネアドラムコンテスト音大生部門金賞、準グランプリ。これまでに打楽器を高田亮、杉山智恵子、藤本隆文の各氏に師…